約1ヶ月前から犬が口をくちゃくちゃ、ムニャムニャして違和感がある仕草を多くすることに普通ではないと感じた私達。観察しつづけたのですが、何かあってからでは遅いと感じ早めに獣医さんに行くことにしたのです。
犬の歯クリーニング。麻酔、クリーニング、目覚めまで
まず結果的に悪い結果には結びつかなかったのですが、私たち飼い主がいかに早期的に愛犬の異変に気づくことが大事か。結果が出るまで本当に不安でいっぱいでした。ぜひ観察力を付けてほしいと思います。
仔犬と成犬と症状の違いを知る
まず犬の年齢などによって、症状が異なることを冷静に見分けることです。それから、状況に応じて信頼できる獣医さんに相談していきましょう。飼い主の観察力や情報が非常に大事です。
仔犬成犬前の場合の犬の場合
歯の生え変わりなどで、歯がうずいために口をくちゃくちゃすることがありますが、それらに対しては大きな問題はありません。
しかし前足で口を異常に掻いたり、嫌がって何かを取ろうとしているなど仕草をしているようならば、口内を確認してあげるとよいでしょう。
成犬の口の中の違和感と考えられる病気
歯石などが溜まったことでこんな症状があります。
- 皮膚と触れて擦れ
- デキモノができた
- 悪性・良性腫瘍ができた
- 歯肉炎や歯周病 など
どんな時に口をムニャムニャする?
犬の口の違和感についてどういう症状がありますか?
- あくびをする時
- 硬いもの、柔らかいものどちらを食べても口を触るのを嫌がる
- 食欲がなくなった
- 口臭がする口内から
- 血が出ているような感じ
歯茎にデキモノがある?ない?
特に大型犬の場合は、2人がかりで口内をチェックして写真や動画を撮りましょう。
衛生面を考慮して、ゴム手袋やビニールの手袋をしてチェック行いましょう。
証拠の動画、写メを撮影しよう
愛犬ジャーマンシェパードのズィーなの場合は、前歯上の歯肉のところに9mm程度のボコボコとしたデキモノを発見できたので、写真と動画で証拠をとり、獣医さんにまず見せることにしたのです。
どんなことを獣医さんに伝える?
- いつから
- どんな時に
- どういった仕草をするか
- 食欲はあるか
- 便は普通か
- その他、気になる症状があれば
なぜ先に獣医さんに写真などを見せに行ったか
私達がお世話になっている獣医さんは、腫瘍の専門家がいる24時間の病院ですが、万一手術など大掛かりなことをする場合予約をする必要があること、また愛犬はなかなかお転婆なので、飼い主以外の人間が口を触ることを断固拒否するため、状況説明のために相談に行くことにしたのです。
歯のクリーニング(スケーリング)、レントゲン
獣医の院長先生曰く、良性な可能性が高いかもしれないけど、メラノーマ見たいのがあるから、今後広がらないか観察しておいてください。とのこと。
メラノーマは、悪性の腫瘍にある問題の物質ですが、そうでないことを願うばかりでした。
※同獣医の副院長であり腫瘍専門の先生曰く、メラノーマではなく、ズィーナちゃんの歯茎の染みだから問題ないですよー。という結果に。
鎮静:麻酔が必要
色々な処置をするには、麻酔が必要なためどうせならと、歯のクリーニングと腰などのレントゲンもしていただくことにしました。
興奮しやすい犬は、リラックスさせよう
受付から数時間待つことになったため、BOSSはイライラ。しかし犬を待たせるのには、意味があったのです。
興奮していると、麻酔が効きにくい 笑
ボスも犬も共に興奮していたのか、麻酔の効きが悪く、何本か打つことになったズィーナ。4年前に歯のスケーリングをした時は、直ぐにノックアウトしたのですが、やや時間が掛かりました。
口内チェックと歯磨きの結果
歯石は溜まっていたものの、思っていたよりもキレイだったとのことでした。前歯上の歯茎にあるデキモノは歯石などが溜まって皮膚に当たっている関係でできたもののようで、細胞をとって腫瘍かどうか培養をして確認するものではない、ということになりました。
デキモノは取らない
今回の結果として、これらのデキモノの関係で口をクチャクチャしたり、普段しないような口の動きをしますが悪さをするものではないということで、様子をみてみることになったズィーナ。
今後も様子を見続ける
帰宅後、そして次の日などから口をムニャムニャする回数が減ったかな?という感じもするので、根気よく様子をみてあげようと思います。(約1ヶ月経った今も以前よりもクチャクチャする回数も減っている感じです。)
犬も人間も、歯の健康は本当に大事
ズィーナを元飼い主さんから引き取った際に、歯が黒く問題があったので獣医さんに歯のクリーニングをしていただきましたが、それ以降は何もなく過ごしてきたといえど甘いものは人間も犬も好きで、特に犬は毎日歯磨きができるものではない環境かもしれません。ですので定期的に、口内チェックをしてあげたり、デンタルコングを与えたり、余計なものを与えないなど、ケアしてあげましょう。