警察犬求む!日本国内中で問題になっているのは高齢化。しかしこの高齢化は人間だけの問題に止まらず使役犬、ワーキングドッグという警察犬にも及んでいるというニュースです。
警察犬不足の問題
実は高齢化が進む中問題となっている認知症や高齢者の行方不明数。
警察犬の仕事はいろいろあるのですが、中でもこの高齢者や認知症の人との係わり合いの深いのは、追跡をする警察犬なのです。
一般的にイメージとして強い警察犬というと、アタックドッグなどの攻撃的な犬たちがかっこよく写りますが、多くの県で出動要請の多いのはこの追跡犬。
警察犬出動件数
ニュースによると、2014年時点でのデータで、全国9,329件。
実は2005年から34%も増加しているというのですから、それだけ行方不明者の捜索手がかりを見つけるツールの1つとして嗅覚の鋭い犬たちは非常に重要なポジションなのです。
警察犬が減っている理由
一方、行方不明者が35%も増加しているのにもかかわらず、警察犬の数は2014年時点では、1,351頭。
過去10年で最も少なくなってきているのだそうです。行方不明者の捜索に追い付いていけないという理由の1つとして訓練士が減ってきているということや、ペットとして小型犬や猫ブームとなっていることなども要因のようです。
警察犬の訓練には時間やコストが掛かる
実際6月に警察犬協議会に見学に行ったのですが、警察の担当の方に伺ったところ、みんなベテランの訓練士&出場者ということを口にしていました。
よってその時見学に行った私たちは珍しい観客のため、即座に「●●さんですよね?」と警察の方から話しかけてくださった程だったのです。
本題に戻りますが、警察犬の訓練には時間もコストも忍耐も必要とします。
子犬から育てても、成犬から育成してもやはり犬によってトレーニングに掛かる時間もコストも異なりますので、やはり警察犬というカッコイイイメージとは大きく異なる現実問題の1つでもあります。
いくらドッグトレーニングをしていても、いざ本番の協議会で失敗もあります。全ての犬が警察犬になれる保証だってないのです。
雑種やうちの犬も警察犬になれる可能性は?
警察犬というとシェパードがよく活躍しているイメージがありますが、都道府県により扱いも異なってきます。
続いて:警察犬になるための種類や科目、何歳までできるのか?