シェパードのズィーナを里親として迎い入れてから、一代目シェパのホープとの違いを多く学ぶことがありながら、素人の私たちはどうしても以前出会った警察犬訓練士の先生に会いたいと強く願っていたところ、本当に願いが叶ったのです。
茨城県No.1犬を輩出する警察犬指導士
4,5年前まだホープも若かった頃、茨城で開催された動物愛護のイベントにでかけたことがあり、その際、会場で犬の躾について指導していた鈴木 博房先生のスピーチに心を打たれたこと、そして個人的にお話をした際に、この先生は違う。ものすごいインパクトを受けた先生だったのを未だに覚えていた私達。
しかしそう簡単に出会える方ではなく、色々とリサーチした結果、再会することができました。
保護トイプードルを警察犬に
昨年に新聞などのメディアで注目されたのは先生が保護したトイプードルのアンズちゃんを警察犬にさせたこと。
一般的に大型犬でもジャーマン・シェパード、ドーベルマン、ラブラドール・レトリバーなどが多く活躍するイメージが高い警察犬ですが、世間のイメージを大きく覆したこと、そして里親として第二の人生をご自身宅で過ごさせて上げつつも、他の犬同様に警察犬としての意識を高めつつ訓練をしていた成果が実り、こうして大きな犬にも負けない立派な能力を備えることができたトイプードルのアンズちゃんが、すごい存在ながら、身近な存在でもある貴重な再会を果たした私達なのです。
保護犬を警察犬にすること
子犬の段階から一緒に訓練をしている犬より、一度飼い主に捨てられて心に傷を負っている犬を警察犬にすることは人一倍、二倍以上もの努力が必要です。
我が家のズィーナは体は大きいものの、まだまだ心の傷が深く自信を付けさせるには時間もまだ掛かりますが、鈴木先生は厳しいお言葉を下さりながらも、一切「この犬は使えない」などネガティブなことは一切おっしゃいません。
ズィーナの持つ能力があることを期待してくださっているのかもしれませんが、【諦めない】ということを体から感じる方です。
目標意識を高く
また意識も高い警察犬指導士さんだからこそ、茨城のナンバーワン犬を輩出できる力をお持ちなのだということが理解できます。
また夏には先生が保護をしたアンズちゃんの生い立ちを含めた警察犬になるまでについての書籍を出されたということで、さらに学ぶことも多くあり励みになる本だと感じています。書籍の表紙でトイプードルの杏ちゃんが着ているのは先生の奥様お手製だそう。優秀なシェパードたちに囲まれて逞しく育っている杏ちゃん。
鈴木先生は訓練だけでなく、動物愛護の活動もされています。書籍を今回出版したからといってもいつも通り地道な訓練指導など真剣に取り組む姿は全く変わりません。本当に犬たちを心から愛しているからこそ続けられているのだろうなと感じています。
犬の訓練士のレベルは色々
鈴木先生に再会する前に県内で色々な犬の躾や警察犬訓練士さんを見てきました。また直接高速を使って訓練士のお宅へ出向いたこともありましたが、特に大型犬でいて過去の飼い主に捨てられ心の傷を負っているズィーナを扱うという根気の要る訓練指導を引き受けてくれる、また私たちの必要としているレベルであり志を持っている犬の訓練士さんは、やはり鈴木先生だけでした。
だから先生に再会できるまで調べ続けたのです。
犬の躾を諦めない
一般的な躾から高等レベルの指導まで行う鈴木先生。
色々な犬を観てきましたが、何歳になっても、色々なレベルがあっても飼い主のみなさんが共通するのは【諦めない】ということ。
時間がかかっても、努力をしつづければ結果がついてくる。
お転婆なシェパードのズィーナですが、先生との再会ができたことで、霧で前が見えなかった道も、少しずつ光が見えてきたように感じています。
犬と自分との心の戦い
犬の躾で悩んでいるあなた、やはり上手くいかないこともありますが、その悩みはあなただけではありません。誰もが自分自身と戦っているのです。
人間同様犬にも個性があります。
犬それぞれの性格や年齢色々ありますが、焦りすぎず犬のレベルに合わせて、楽しみながら犬と一緒にトレーニングをしていきましょう。
根気は大事なのです。
(鈴木先生の過去動画付き)犬のしつけ13項目。飼う前に飼い主が知っておくべきこと