この甘噛みなどの躾について、色々なやり方があります。私達はアメリカやドイツの有名な警察犬訓練士さんをお手本にしていますが、日本国内外問わず、叩いて叱る方法などもあります。ただそれはどうなのかと疑問視することも分かります。
犬の躾は叩けばいい?
犬の訓練士さんによって、そう教える人も多くいます。それが絶対YESかNOかという判断もしにくいというのも事実。
「叱る、褒めるはメリハリを持って行うこと」は、特に中型犬、大型犬、超大型犬でを飼う飼い主にとって重要なことです。
ただ何でもかんでも叩くという方法が正しいというのも疑問視するのも、分かります。我が家はよっぽど悪いことをしたら叩きますが、場合によって口を押さえて「NO!」という方法など臨機応変に行えることもあります。
その他、帽子や新聞紙を丸めたものを用意して、やってはいけないことをしたら、叱るという方法もあります。その方が手で叩かれるという癖がある場合よりも、何もせずに手を頭上などに上げただけで犬がビクビクしなくてもすむからです。
手を上げただけで怖がる犬
先程も少し触れましたが、いつも手で叩く方法をとっているとただ腕を上に上げただけでもビクついて逃げたり、しっぽを下げてしまう犬もいるため注意が必要です。ハードドッグのように、叩かれてもヘコタレない性格の犬でしたら問題ないのですが、優しい性格の犬の場合はトレーニング放棄もしかねません。逃げたあげくハウスに入ったまま出てこないということもあります。
犬がどういった方法が合っているか、訓練をしながら見極める必要があるでしょう。
その他齧ってはいけないものに対して、様々なグッズを使う方法もありますので、参考までにご覧ください。
ビターアップルスプレー
齧ってはいけないところにビターアップルスプレーをして、齧ったらこれは不味いんだぞ!と教え込む。
タバスコ
タバスコを幾らか薄めてあげてもよいかもしれません。手荒い方法ですが、海外で行っている人もいます。腕を噛む癖がある犬には、齧った時にびっくりしますので、齧った際に
「NO!」「いけない!」「ダメでしょ!」と教えます。
上下関係を築く
とにかく家族としてペットとして飼うことであっても、使役犬としてても上下関係を築くことは大事です。とくに犬は、おバカな犬だなと思っていても、人間の行動をよーく観察して判断します。
躾の注意点
先程も言いましたように犬の性格によって、叩かれることを恐れて、訓練意欲を落とす犬もいますし、逆に叱られた反動で躾の最中に反抗してくる犬もいます。今後の躾方法は、その子の性格を見極めてやりかたを考慮されることをおすすめします。
忍耐力・根気
また犬も人間の子どももそうですが、忍耐力、根気が必要です。何でも教科書通りにはいきませんし、1日、2,3回5分まで、10分までと時間を決めて行いましょう。
そうでもないと、犬はトレーニングに飽きてやる気がなくなります。ちょっとでも上達したら褒める、しっかり褒める。そしてトレーニングが終わったら、大好きなおもちゃなどで遊んであげましょう。
そうすることで、トレーニングがちゃんとできれば、ご褒美がもらえる!楽しいことが待っている!というワクワクが与えられるからです。
躾は飼い主と犬の体力、努力、愛情、忍耐など日々の積み重ねがあってこそ結果が出るものですので諦めずに楽しみながら、良いパートナー関係を築きましょう。