生きていた!米海兵隊ジャーマンシェパードのルカ(Lucca)の素晴らしい成績を称えイギリスからメダルのプレゼントがあったのはなぜ?というニュースを入手しました。
Gシェパードルカの栄誉
現在は引退となってしまいましたが、ジャーマンシェパードのルカ(ルッカ)はチームのために自分のミッションをやりぬいた素晴らしいワーキンドッグの一匹。 爆弾の音がした時は、ルカが死んでしまったと思ったほどだったといいます。(画像元:london24.com)
彼女は生きて、そしてチームのモチベーションを高めてくれたという勇敢なメス犬ルカの大ニュースとは一体どういった内容なのかご紹介しましょう。
400以上のミッションを守りきった軍用犬
イラクやアフガニスタンの地で6年間400以上の爆発装置ミッションを怪我人なしでこなした優秀な犬ルカ(Lucca)。
しかし2012年3月に悲劇が起こってしまったのでした。
いつものように、チームと共にミッションをこなすべく、軍人たちよりも先に場所をチェックし、爆発装置を確認。
このミッションは問題なく解決したが、それらの先も確認するために先へ進んだところ爆弾が仕掛けられていて、その爆弾を踏んでしまったルカ。
悲劇の事故からの力
爆発音などがあまりにも大きかったため、ハンドラーはダメかと思いつつもルカを抱きかかえ直ちに止血処理を行い彼女をケアしたことが幸いだったのか 救急ヘリでドイツなどで手術をし、左前足を切断したものの命には別状はないというジャーマンシェパードLucca.
立ち上がり歩き出す
手術後10日後には立ち上がって3本足で歩行を始めたというルカ。
早く仕事がしたかったのに違いありませんが、本当にシェパードの生命力と責任感は凄いなと関心させられます。
しかし3本足では戦場に復帰もできないため、カリフォルニアに送られ新たにトレーナーの下で引退後はリハビリをしつつ余生を楽しんでいるとか。
12歳、そして3本足とは思えないほどのパワフルな遊び方・・・
ルカちゃんも我が家のズィーナと同じ赤いコングがお好きなご様子。
なぜイギリスからメダルの授与?
今回話題になっているメダルの話しですが、なぜアメリカからではなくイギリス?と思ったのは私だけではないでしょう。
実はイギリスの動物ケアチャリティー団体からの栄誉を称えるメダルのプレゼントだったというのです。(イギリスの愛護団体PDSAから軍隊犬にとっては最高の栄誉とされるディキン勲章を授与されたルッカ。米海兵隊の犬が同勲章を受章するのは初めてというのですからおめでとう!)
アメリカは何もしてくれないの?と薄情な感じがするかもしれませんが、Luccaの手術代などは全てアメリカ政府からのものだそうなので少し安心ですね。
Lucca hasn’t let her injuries stop her and she enjoys a happy and active retirement #PDSADickinMedalhttps://t.co/ruuvICt8Ua
— PDSA (@PDSA_HQ) 2016年4月5日
Luccaは12歳。犬のおもちゃKONGを追いかける激しいポーズ(笑)これだけの元気なパワーを見ていると、ホープを思い出したり、ズィーナの今があんな感じなので・・・きっとズィーナもいつまでもパワフルなのだろうなというイメージが浮かびます^^;
【関連情報】
愛犬心(動物愛護)の力
ハンドラーがルカを急いで救急ヘリで運んでいなかったら、助からなかった命。
ルカの忠実性と責任感への感謝とハンドラーの優しさ、引退後も元気そうな人生が送れるという軍用犬に乾杯!というストーリーでした。