生肉それとも加熱した肉?
茹でたり焼いたり加熱した肉よりも生肉が良いということをどう思いますか?
実は調理した肉には意外と多くの健康問題が発生しているという事例があるというのです。
- 病気になりやすい
- 消化しにくい
- 歯が汚れやすい(※歯の問題は様々な病気を引き起こしやすくなる)
猫の事例として加熱処理した肉を猫に与えていたら病気を発症する猫が、生肉を食べていた猫に比べ多く発生したというものです。(※資料1)というのは生肉に含まれるはずの猫に良い成分が火を通したことで栄養分は無くなり、その猫に欠かせない栄養素が取れないことが原因で体調不良を招いていたのだそうです。
生肉には熱を加えた肉にはない素晴らしい栄養素が含まれています。
また生肉を食べるということ、また骨付き肉を食べることでのメリットやデメリットなどもあるので、気になる方は参考までに確認してみてはいかがでしょうか?
犬の手作りご飯。生肉のメリットデメリット
生肉入り手作りご飯について賛否両論ありますが、鶏肉なら鶏肉。牛肉なら牛肉など1種類の肉の種類で慣らせていきます。
骨付き生肉食
1羽を半分にする時もそうですが、骨を切断する際鋭くならないように気をつけましょう。またそれ以外の部位を小さくする時は、少し切込みを入れて手でちぎると骨を鋭くせずに済みます。(犬の胃を傷つけないように工夫)
まず生肉に多く含まれる栄養素については以下です。
- 酵素
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
- 必須脂肪酸 など
骨付き生肉が重要であるポイントは、肉の部分だけでは十分な栄養を補給できないことも理由の1つです。とはいえ生だからといって急に太くて硬い骨を与えるのではなく、犬の様子を見て判断しましょう。
骨はカルシウム以外にも骨の中の血合いで脂肪分やアミノ酸などの栄養素も補給することができるため、大切な食のパーツの一部ともいえます。
メリット
- 歯がキレイになる
- 肉を引きちぎる行為が歯磨き効果に
- ドライフードを与える時より食欲が高い
- うんち(排便)を形成する役割もある
- ドライフードに比べ水分補給量はやや減る(※生肉内の水分が含まれている関係)
- 毛艶がよくなる
- 酵素が含まれる
- うんち(排便)の臭い軽減
- 排便の回数も量も減る
デメリット
- 硬い骨を与えると歯が折れる可能性がある
- 鋭い骨は胃を傷つける可能性がある
(※食事中はよく噛んでいるか観察する)
どういった生肉を犬は食べてよいのか
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉(※注意点詳細追って記載あり)
- 七面鳥
- 鹿 など
初めての生肉入り手作りご飯おすすめレシピ
- 骨付き鶏肉部位(手羽先 など)
- セロリ 半分程度
- カボチャ
- ヨーグルト
- 人参
(※上記食材の分量は犬個体によって調整)
今回を機に生肉入り手作りご飯に挑戦する場合は、少しずつご飯を切り替えてあげましょう。
1日どのくらいの量を与えたらいいの?
犬の体重の約2%を目安に生肉を与えましょう。
愛犬手作りご飯の栄養バランス
生肉食を始めて1ヶ月が経過しましたが、以前よりも元気いっぱいな気がします。
約60%程度の骨付き生肉とその他野菜や果物などでバランスを調整していますが、特に下痢をすることもなく、健康です。
ただこの生肉食を取り入れる食事で様々な議論があるようで、生肉を与えるならそれ以外は与えないという人もいます。しかし生肉だけでは整腸作用が弱いため、たまに乳酸菌も与えることでお腹の調子を整えるのだそうです。(現状我が家では乳酸菌入りのカークランドのサーモンドッグフードも少し混ぜてご飯に与えているので、今のところ別途乳酸菌サプリメントは使用していません。)
生肉食は飲み込みやすい?
特に大型犬は生肉をある程度のサイズで飲み込む可能性がありますし、食べるのも早いこともあります。そういった時は、冷凍庫で保存していたものを冷蔵庫で少しずつ解凍し、半解凍くらいになった時にご飯として与えてあげると飲み込む可能性も軽減できます。
↓最後ののページ↓では、(知っておくと安心感が違う。)食べては危険な生肉やドライフードと違う!生肉食後の排便の違いについて。