以前にもペット肥満と健康被害についてご紹介しましたが、より深く犬の減量が必要な理由についてまとめました。飼い主が犬を肥満にすることは、虐待に値するってどう思いますか?
犬の肥満で起こる病気

犬や猫などのペットが太りすぎによる原因で、こういった病気になる可能性がリスクが非常に高くなってしまいます。
- 糖尿病
- 心臓病
- 皮膚の不調
- 呼吸困難
- 関節炎など
様々なリスクにさらされてしまったら怖いですよね。
目安とされているドッグフードなどの量よりも多く与えることで、エネルギーが余剰分は脂肪として体内に蓄えられます。つまり・・・

- 犬が美味しい美味しい♪とどんどん食べてくれるから
- もっとちょうだい、ちょうだいって寄ってくるのが可愛いから など
愛くるしい表情で飼い主にご飯を催促するからと言って与え続けると、肥満、太ってしまう。それは人間同様体の問題になってしまうのです。
犬の減量の重要性

こちらも以前お話しましたが、留守中で犬に餌があげられないからといって、自動ドッグフード、犬おやつマシーンなどがありますが、これらも実際に以前はスリムで可愛かった犬がこれが原因で太ってしまったことを今でも覚えています。
健康的な体重を維持することにより、肥満に関連するリスクを軽減し、ペットがより長生きするのに役立ちます。
ではどうやったら肥満かどうか確認できるのか?今から簡単にできるチェック方法をご紹介します。減量する目安としてみてください。
- かなりの圧力をかけないと肋骨を感じることができない
- 明らかな腰の弱り(歩いたり走ったりするときに腹がぐらついている等)
- 過去1年間に、ペットの首輪を数回緩めなければいけなかった
いかがでしたでしょうか?思い当たるものはありましたか?
その他に「犬種別理想の体重リスト」から確認することもできます。
犬の減量を始める前に

ただ減量が必要だとわかったからと言って、急激なダイエットをしないように気を付けてください。まずは掛かりつけの獣医さんへ行き、健康診断をすることをおすすめします。
元気そうに見える犬でも、実は何かしらの病気などが発生している可能性はゼロではないからです。特に3か月以上犬の健康診断に行っていない場合はぜひ犬の状態を知るために確認しましょう。
獣医にあるダイエットドッグフードは必須か?
これは絶対獣医さんにあるサイエンスダイエットなどのドッグフードを食べなければいけないというわけではありません。ああいったドッグフードはある意味マーケティング(営業マンが率先して置かせてもらっている等)という意味で置いてあることもゼロではないからです。
もちろん獣医さんのアドバイスによって、判断するのは飼い主ですがまず日頃から何をどれだけ与えているのか、必要なものだけ与えたらどのくらい健康に近づけるのかなど確認しましょう。おやつも本当に必要なものなのかも確認です。
我が家の愛犬ジャーマンシェパードのズィーナの場合
将来的な足腰の問題を避けるため、日ごろから必要最低限の食べ物しか与えていません。たまにリンゴやみかんなど、私たちがおやつとして食べる時に、おこぼれをおすそ分けする程度ですので、自然のおやつのみと朝晩のご飯、そして適度な運動をしていますので32kg前後の体重を保って現状健康でおります。
犬の運動量は十分か?
食事の問題の他に、今現代の犬たちに多いのは運動不足問題です。
今犬を癒しのために飼う人が増えているかもしれませんが、仕事などで家にいないと犬は留守中ケージに入れっぱなしだったり、部屋でうろうろするくらいなので、これでは全く運動はできていない状態で、ストレスも発散できないのでイライラは溜まるばかりなのです。
食事から、運動から、2つの問題をどうやって解決していくのかすべて飼い主さん次第で犬の健康維持ができます。やはりかわいい犬たちですので、美味しいものを一緒に共有したいという気持ちは十分わかりますが、犬に本当に必要なものかどうか、心を鬼にすることも犬への長生き、幸せに繋がるものなのです。
犬を肥満にすることは虐待に値する。これを肝に銘じて減量対策をしていきましょう。